指輪につける宝石として人気「オーバルカットダイヤモンド」とは?

2021.08.31ダイヤモンド
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指輪につける宝石として人気「オーバルカットダイヤモンド」とは?

オーバルカットダイヤモンド

ブライダルアクセサリーに使用される機会が多いダイヤモンド。
カラットやサイズなどで価格が変動するこちらの宝石は、長年女性を虜にしてきました。
カットによっては非常にキラキラしたものから落ち着いたものまで、さまざまな表情を楽しめます。
そこで今回はカット方法のひとつである「オーバルカット」についてご説明いたします。

・オーバルカットとは?

オーバルカットとは

オーバルカットとは、ダイヤモンドを楕円形にカットしたものになります。
カット数は57~58面体と、みなさまがダイヤのイメージとしてよく思い浮かべられる、代表的なカットである「ラウンド・ブリリアントカット」に近いカット数となります
丸みのあるオーバルカットを施したダイヤモンドはダイヤ本来の美しさや重厚感を味わえます。
細長い両端の部分をヘッド、サイド部分をベリー、ヘッドとベリーの間をショルダーと呼びます。
またオーバル、つまり楕円形であるため角がなく、欠けや傷がつきにくいカットであることも大きな特徴であるといえます。
指輪に付けた場合、ヘッドが指先に向かって装着されることが多いため、指がきれいに見える、魅力を引き出してくれる形状となっています。

・オーバルカットの歴史

オーバルカットの歴史

オーバルカットは歴史のあるカットとしても知られており、エリザベス女王の王冠にも使用されるなど、王室からも愛用されています。
始まりは1700年代。
この時代のカットは基本的にすべてばらばらで、カットの名前も特になく、総じてカットされたダイヤモンドは「ブリリアント」と呼ばれていたそうです。
1800年代に入るとラザール・カプランという人物が現在のオーバルカットを開発したと言われております。
ラザール・カプランは別名”ダイヤモンドの魔術師”、”Mr.ダイヤモンド”と呼ばれるほどダイヤモンドのカットについては高名な人物でした。
同氏はダイヤモンドのカットにこだわりを持ち、1919年に数学者マルセル・トルコフスキーが発表したカッティング理論である【アイディアルメイク】を世界で初めて実際のダイヤモンドで実現させました。
2000年代ではオーバルカットの人気は下火になりましたが、ヴィンテージアイテムの流行やそのデザイン性が見直されることとなり、再び人気が高まっています。

・オーバルカットが使用されるアイテム

オーバルカットはさまざまなアイテムに使用されます。
先述の通り、エリザベス女王の王冠や指輪、ブライダルジュエリーなどが該当します。
特にエリザベス女王の王冠に使用されているオーバルカットダイヤモンドは105.60カラットと、価値が非常に高いものとなっております。
そもそも、こちらのダイヤの名前はKoh-i-Noor(コ・イ・ヌール)と呼ばれており、「コ・イ・ヌールを持つものは世界を制する」とまで言われております。
コ・イ・ヌールは1850年にヴィクトリア女王の手に渡っており、以降王冠に配置されるようになっております。
その他、世界的に有名なオーバルカットのダイヤモンドとしては、大きさが31.06カラットのWittelsbach-Graffがあります。
こちらは1666年頃、マルガリータ・テレサ・デ・エスパーニャの花嫁の持参金の一部として、ハプスブルク家に贈呈され、その次にヴィッテルスバッハ家への花嫁の持参金として使用されました。
しかしその後、ヴィッテルスバッハ家は突如姿を消しました。
1961年にこちらのダイヤが見つかってからは2008年にロンドンの宝石商であるローレンス=グラフに2,430万ドルで売却されました。
このように、オーバルカットを施されたダイヤモンドは王族や貴族が愛用しているほか、高額なものを購入、落札した際には世界中でニュースになるほどの魅力を持ちます。

・その他のカット

その他のカット

ここでは、オーバルカット以外にも代表的なカットについてご紹介します。

・ラウンド・ブリリアントカット

みなさまがイメージされる、底が尖っており上から見ると円形のカット方法です。
こちらは最も人気のあるカットのひとつで、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出してくれます。
こちらのカットは先述の1919年に数学者マルセル・トルコフスキーが反射や屈折率といった特徴を考え、ラザール・カプランが実践したものです。
このように、ラウンド・ブリリアントカット以外にもダイヤモンドのカットには数学的、論理的な観点からのアプローチが非常に重要となっています。
「ここにこのカットを施して最大限光らせるには…」「ここの面を削ると屈折率が…」など、数学者が考えに考え抜いた、叡智の結晶がダイヤモンドとなります。

・プリンセスカット

1950年に考案されたといわれる、正方形のカット(一部、長方形のものあります)を指します。
小さなサイズでも、細いカットから大きな輝きが発せられるため、男性の指輪にも使われることがあり、老若男女から人気を集めているカットです。
ただ本来のプリンセスカットは、「プリンセス」と呼ばれるので王女や王妃など、女性をイメージする単語なので女性向けのカットであると考えられます。

・エメラルドカット

本来はエメラルドの美しさを引き出すために考案されたカットですが、ダイヤモンドでも美しさを出すことができます。
カットの特徴としては長方形で、色味やインクルージョンが目立つ特徴があるため、宝石の”石”そのもののグレードが要求されます。
こちらは大きく見せることができるため、カラット数のわりに大きく見えることがあります。

・ハートシェイプ

ハート形のカットが特徴的なハートシェイプ。
可愛らしい形に負けず、ダイヤモンドらしい輝きも楽しめます。
形がほかのものよりも特徴的であるため、ほかのアクセサリー無しでもハートシェイプひとつでアクセントとして、コーディネートに一役買ってくれます。
カットについてはファセットが59面、丸い部分と尖った部分が存在するため実はカットが非常に難しい形状です。

・ペアシェイプ

別名、ティアドロップカット。
実は非常に歴史が古く、13世紀までさかのぼります。
形状は一方が丸く、もう一方が尖っている、「涙」のような形からティアドロップと呼ばれます。
メインからサブまで、さまざまな使い方ができるカットとなっております。

・価格について

価格について

ダイヤモンドジュエリーとして買い取りを依頼した場合、カットによって価格は変動するのでしょうか?
結論、カットの人気や需要によって変動します。
人気があるカットは比較的高額になり、逆に人気がないカットは少し買い取り価格が低くなる傾向があります。
とはいえ、主な要素としては4C(CARAT…カラット:重さ、COLOR…カラー:色、CLARITY…クラリティ:透明度、CUT…カット:輝き)になります。
オーバルカットダイヤモンドは最近の傾向では人気が再燃しておりますので、もしかすると高額での買い取りが実現するかもしれません。

おわりに

今回はダイヤモンドのカット方法のひとつである「オーバルカットダイヤモンド」についてご紹介しました。
もっとも有名なオーバルカットダイヤモンドはエリザベス女王の王冠に付けられた105.60カラットのコ・イ・ヌールではないでしょうか?
オーバルカットダイヤモンドの歴史は1800年頃にラザール・カプランという人物が現在のオーバルカットを開発したといわれております。
その他のカットについても記載いたしましたが、まずは自分がどのような形が好きなのか、またダイヤアクセサリーをメイン/サブどのような使い方をしたいのかを考えてからアイテムを選ぶことで、長くお楽しみいただけるかと思います。

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