【ダイヤモンドのカット】上品さが人気「ペアシェイプカット」とは?

2021.09.30ダイヤモンド
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【ダイヤモンドのカット】上品さが人気「ペアシェイプカット」とは?

ダイヤモンドのペアシェイプカット

女性なら、一度は身につけたいと思われるダイヤモンド。
4月の誕生石であるダイヤモンドの石言葉は「永遠の絆」「不変」「純潔」であることから、結婚や婚約の際に相手に贈るアクセサリーについていることが多いです。
またダイヤモンドといえばクリアな宝石をイメージされる方もいらっしゃる方も多いかと思います。
ダイヤのカラーバリエーションにはピンクダイヤやブルーダイヤ、グリーンダイヤ、イエローダイヤ、ブラックダイヤなどさまざまです。
そのようなダイヤモンドは、より美しく魅せるためにカット方法にもこだわりがあります。
今回はダイヤモンドのカット方法のひとつである、上品さが人気の「ペアシェイプカット」についてご紹介します。

・ペアシェイプカットとは?

ペアシェイプカットとは、涙のしずくや洋ナシに形容される、女性らしいやさしい雰囲気をまとうカット方法です。
片方の先端がとがっており、もう片方が丸くなっている形が特徴的で、世界最大級のダイヤモンドである「カリナン1世」もペアシェイプカットで作られています。
ペアシェイプカットの歴史は古く、13世紀までさかのぼります。
1475年にダイヤモンド用の研磨ホイールをフランドルの職人が発明し、従来ではできなかったカット方法を可能にしたことが始まりです。
16世紀にはブリリアントカットが施されることとなり、より宝石の形状を楽しむことができるようになりました。
ちなみに、ペアシェイプカットの「ペア」とは、相方などのペアではなく、西洋ナシのことを指します。

・「カリナン」とは?

ペアシェイプカットとは

カリナンとは、世界一大きいといわれているダイヤです。
また大きさだけでなく、価値も世界で最も高いといわれており、カラーとクラリティもすぐれた逸品です。
カリナン自体のカラット数は3,106カラットといわれており、金額にすると約2,000億円もの価値があります。
そのような巨大なダイヤモンドの原石であるカリナンから先述のカリナン1世やカリナン2世が作られています。
カリナン1世は約530カラットにカットされたペアシェイプカットのダイヤを指します。
時の英国国王であるエドワード7世がこのカリナンに敬称として「アフリカの偉大なる星」の称号を与えました。
その後、英国国王を象徴する杖である王笏に取り付けられました。
カリナンは1~9までナンバリングがされており、厳重に保管されています。

・ペアシェイプカットの構造

ペアシェイプカットの構造

ペアシェイプカットのカット面は56~58面あります。
また、外側のカット面にはそれぞれ名前があり、尖っている箇所から時計回りにポイント→ウィング→ベリー→ショルダー→ヘッド(底の丸い箇所)→ショルダー→ベリー→ウイング→ポイントになります。
業界用語的な話にはなりますが、これらの知識があるだけでも一目置かれることになるでしょう。
例えば「このダイヤはショルダーがあまり丸みを帯びていない」「このダイヤはポイントがしっかり研磨されている」などといった使い方ができます。
ダイヤモンドのカットはいずれもより美しく魅せるため、計算に計算を重ねられ生み出されてきました。
また、ペアシェイプカットをより美しく魅せるため、ポイントとヘッドを境に左右が対象になっている必要があります。
つまり、対称性(シンメトリー)にカットされているダイヤほど美しく輝きを放つということになります。
その線上には、キューレットと呼ばれる点があり、このキューレットから放射状に線が広がり、カットが施されているのです。

・上向き?下向き?

上向きか下向きか

ペアシェイプカットの特徴は先述の通り、片方の先端がとがっており、もう片方が丸くなっています。
そこでみなさまは「どっちが上?どっちが下?」と思われたのではないでしょうか?
結論から申し上げますと、アクセサリーによって異なるため上下というものは決まっていません。
例えば、ぶら下げるタイプのピアスやイヤリングの場合、先端がとがっている方が上にくることが多いでしょう。
指輪の場合は、指の先に向かって鋭い方を向ける方が指を長く見せることができるため、先端を上向きに取り付けていることが多いです。
ネックレスなどの場合はアイテムにより尖っている方が上の場合や、丸い方が上を向いている場合もあります。

・ペアシェイプカットに関連するカット

ペアシェイプカットは、ラウンドカットとマーキスカットと呼ばれるカット方法が合わさったような形状になっています。
ここでは、それぞれのカット方法についてご紹介します。

・ラウンドカット

正式名称はラウンドブリリアントカットと呼ばれる、一般的にダイヤモンドの形と知られるカットです。
宝石の輝きを最大限に引き出すこのカットは、17世紀中頃のヴェネツィアで考案されたマザランカットが原型となっています。
ラウンドカットも、幾度もカット方法の改良が重ねられていました。
1919年にマルセル・トルコフスキーが反射率、屈折率を考慮して現在のラウンドカットになりました。
カットとしては上部に33面、尖っている箇所がある下部には25面の、合計58面で構成されています。
用いられているアイテムとしては指輪やネックレスはもちろん、そのほかにもさまざまなアイテムに使用されています。
また、使用方法としてはメインの宝石として用いられるだけでなく、高級品ともなるとメインとなる宝石の周りにちりばめられるケースもあります。

・マーキスカット

レモンのような形状のマーキスカットは、1745年にフランスのルイ15世がポンパドール夫人に敬意を表して付けた名前であるといわれています。
マーキスカットの特徴としては、カラット数に対して表面積が大きいことが挙げられます。
そのため、実際のカラット数よりも大きく見える傾向にあります。
マーキスカットのダイヤモンドが指輪に付けられている場合、マーキスカットの細長い形状から指をきれいに魅せる効果があるとも言われています。

・ダイヤモンド以外の宝石でのペアシェイプカット

ペアシェイプカット

ペアシェイプカットは石を美しく魅せるためのカット方法です。
そのため、ダイヤモンド以外にもサファイヤやエメラルド、ルビーなどその他の宝石にもこのカット方法が施されています。
座金にはゴールドやプラチナなどの貴金属を用いることで、より高級感を出すことができるのではないでしょうか?

おわりに

今回はダイヤモンドのカット方法のひとつである、上品さが人気の「ペアシェイプカット」についてご紹介しました。
ペアシェイプカットとは、涙のしずくや洋ナシに形容される、女性らしいやさしい雰囲気をまとうカット方法です。
ペアシェイプカットの構造は58面体で、形状は先端がとがったポイントと、底が丸いヘッドが特徴的なカットです。
ペアシェイプカットが使用されているものとして有名なものは、英国王室の王笏やロイヤルクラウンです。
これらはもともと「カリナン」と呼ばれる巨大なダイヤモンドの原石から作られており、1~9までナンバリングが施されています。
ペアシェイプカットに上下はなく、アクセサリーやアイテムによりさまざまな取り付けられ方をされています。
また、ペアシェイプカットに関連するカットとしてはラウンドカット、マーキスカットがあります。
両カットの特徴を併せ持つといわれているのがペアシェイプカットです。
女性らしい、かつラウンドカット以外のカットが施されたダイヤが欲しい方は、ペアシェイプカットのジュエリーを検討してみてはいかがでしょうか?

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