【意外と知らない金の違い】K18とK10の違いについて
2020.11.29金 , 宝飾品 , 買取
【意外と知らない金の違い】K18とK10の違いについて
K18(18金)とK10(10金)。
改めて違いを考えるとうまく説明することができない。
そんなことは少なくないでしょう。
この2つの意味を様々な側面から見て理解していきましょう。
・K18やK10の「K」とは何?
金における「K」とは、「karat(カラット)」の頭文字です。
その金に含まれている純金の割合のことを指します。
ダイヤモンドなどでもカラットという言葉はありますが、ダイヤモンドにおけるカラットは「carat(カラット)」とつづりがちがいます。
読みこそ同じですが、全く別のものなので覚える際には気を付けておきましょう。
・K18とK10の違い1 金の含有率
K18とK10の違いは、金の含有率です。
K18、K10の他に、K24やK14などがありますが、この数字は金の含有率を表しています。
K24は、含有率100%の純金、K18は金の含有率75%、K10は金の含有率42%といった具合です。
このように、金含有率に応じて、Kの後につく数字が違うのです。
また、金以外に残りの%で使用されているのは、銅や銀・亜鉛・パラジウムなどです。
これらについても、合わせて知っておきましょう。
・K18とK10の違い2 価格・価値
同量であれば、基本的にK18のほうが、価値があります。
K18はK10よりも金含有率が高いため、より価値が高いのです。
K18よりも安価で高級感のある素材としてK10を使うことも少なくありません。
用途や好みに応じて、どちらが良いかは変わってくるでしょう。
・K18とK10の違い3 色合い
K18とK10とでは色合いが違います。
それは、混ぜ物をされている金属の種類や量が違うからです。
もちろん、似た色味になることはありますが、全くの同配分ではないため、この2つは色味が異なるのです。
色の種類ごとに比較してみましょう。
・イエローゴールド
K18のほうが、K10よりもより金本来の色味に近い金色になります。
・ピンクゴールド
K10のほうが、K18よりも銅の割合が多くなります。
そのため、少し冷たい色味になります。
逆に、K18のピンクゴールドはあたたかみのある色味になります。
・ホワイトゴールド
ホワイトゴールドは、金の上にコーティングをしています。
そのため、K18でもK10でもその色味は同じです。
・K18とK10の違い4 変形のしにくさ
純金は柔らかく変形しやすい金属です。
そのため、混ぜ物の多いK10のほうがK18よりも変形しにくい素材です。
変形しやすい素材ほど傷がつきやすいので、K10のほうが傷もつきにくいです。
硬すぎる素材は割れやすく加工もしにくいので、その点には注意が必要です。
特に、K10のピンクゴールドは、とても硬い素材です。
指輪のサイズ直しをするときに割れてしまうこともあるため、なかなかサイズ直しを受けてもらえないということもあります。
そのためサイズ直しを依頼する可能性がある場合は、購入時に事前に確認をしておいたほうが良いでしょう。
また、K18もK10よりも変形しやすいと言っても、あくまで比較をしたときの話です。
25%が混ぜ物ですので、K18も十分に硬い素材です。
・K18とK10の違い5 アレルギー
金はアレルギーが起こりにくい素材ですので、金の含有率が高いK18のほうがK10よりもアレルギーが起こりにくいです。
ただ、何に対してアレルギー反応が起こるのかは人それぞれです。
金に対してアレルギー反応が起こる場合も、含有率だけが問題になるわけでは無いことを認識しておく必要があります。
おわりに
K18とK10の様々な違いをご説明しました。
K18とK10は金の含有率が違います。
K18の金含有率は75%、K10の金含有率は42%です。
そのため、価値や色合い、変形のしにくさ、アレルギー反応など、様々な違いがあるのです。
どちらの金が良いのかは人によって違います。
それぞれの金の特徴をしっかりと理解し、自分にとってはどちらの金がいいのかを選ぶようにしましょう。
また、今後金買取に出す予定がある場合は、K18のほうが買取額が高くなりますので、その点も考慮しておくと良いでしょう。

ゴールドミセス

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