金製品が本物か偽物かの見分け方|金メッキとの違いや偽装例も紹介

2020.03.16
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金製品の人気や価値の高さを背景に、品質の低い偽物を高品質であると偽装して販売する業者が、数は多くありませんが存在しています。品質の低い偽物とは、金よりも価値の低い金属に金メッキ加工を施して純金と偽ったものや純度を偽装したもののことです。

偽装品が多く出回っている現状から、自分が持っている金製品の価値に不安を感じている人も少なくないでしょう。

そこで、この記事では金製品の見分け方・調べ方について解説します。金について詳しく知りたい人や手元の金製品の品質に不安を持っている人は是非参考にしてください。

1.金製品の種類にはどのようなものがあるの?

資産として保管する際には、「金の延べ棒」として知られる金地金(インゴット)が使われます。金地金と同様に純度の高い金が素材として使われているものとして、実物資産として人気の高い外国政府発行の金貨が有名です。

また、女性から高い人気のあるネックレスや指輪などのアクセサリーにも金が使われています。アクセサリーとして金の人気が高い理由は、その美しさだけではなく、鉄などの他の金属に比べて個人差はありますが、金属アレルギーを起こしづらいためです。

この他にも金は、最先端の工業製品にも用いられています。
例えば身近な製品で言えば、誰もが普段の生活で使っているスマホやパソコンなどの電子機器が代表的です。

近年では古くなって使われなくなった廃棄予定のスマホやパソコンの中に眠る金を回収し、再利用するという動きも広まっています。最近注目を集める「都市鉱山」という言葉は、そのような廃棄物の中に埋もれている貴金属やレアメタルを再利用可能な資源として捉えて、活用していこうという考え方です。

金の品質分類は、18金や24金といった純度・含有率に基づいた24分率が知られています。
金の24分率は、「18金」なら「18K」、「24金」なら「24K」と言うような表記が一般的です。

主な金の種類 金の含有率
24金 99.99%以上
22金 91.7%以上
18金 75%以上
14金 58.5%以上
10金 42%以上

このように、金製品は含有比率・純度によって、明確な品質基準が決められています。

2.金製品が本物か偽物かを簡単に見分ける4つの確認項目

金製品が本物か偽物かを見分けるための判別法を紹介します。ここで紹介する見分け方は、だれでも手軽に行える方法ですが、その反面確実に偽物を見分けられる方法ではありません。

ただ、手元にある金製品が本物か偽物か不安に感じた時には、わずか数秒で行え、特に費用も掛からないため、一度以下の方法で確認しましょう。

2-1.品質を保証する刻印があるか

金製品の多くは、品質を示す刻印が押されています。そこで、まず金製品を見るときは刻印を確認しましょう。金地金には、製造した会社のブランドマーク・製造番号・重量などが刻印されていることが多いです。アクセサリーの場合は、金の含有比率・純度を示す「18K」や「24K」といった刻印が押されています。

ただし、全ての金製品に品質を示す刻印があるとは限りません。また、刻印を偽装している例も稀にあります。そのため、刻印を確かめることは一つの方法ですが、それだけに頼り切らないようにしましょう。

ちなみに、他の金よりも価値の低い金属をメインにして、表面のみに金が使われた金メッキや金張りには、「GP」や「GF」と刻印されています。金メッキ(ゴールドプレート:GP)と金張り(ゴールドフィールド:GF)は似ていますが、それぞれは別物です。金メッキが中身の金属に薄い金の膜を張り付けたものであるのに対して、金張りは金メッキの100倍の厚みがある板を他の金属の芯に熱で圧着し、巻き付けます。

2-2.金特有の手触り・色合いか

金は他の金属に比べて熱の伝わりやすさを表す熱伝導率が高いため、触れると一瞬ヒヤッとした冷たい感触があります。

また、金製品の色合いや輝きからも、金の含有率・純度が推測可能です。
高純度の金製品はオレンジ味を帯びた山吹色ですが、純度が下がるにつれてオレンジ味が弱くなり、明るい黄色となります。さらに、10金ぐらいにまで純度が下がっていくと銅の含有が増えるため、色味が暗くなるのが一般的です。

ただし、精製時に他の金属の含有量を調整して色味が変えられるため、見た目だけではなく、他の方法と併用して金製品の品質を確認しましょう。

2-3.磁石に付かないか

磁性があるか否かでも偽物を見分けることができます。

通常、金は磁石に付きません。一方で、金メッキに使われている鉄やニッケルは磁石に付きます。そのため、磁石が付いた場合は偽物、もしくは純度の低い金製品の可能性が高いです。

ただし、金の代用として使われる銀やスズも金と同じように磁石に付く性質はありません。
また、アクセサリーの場合は、色味を調整するために使われる割金(混ぜ物)の性質によっては、金が使われていても磁石に付いてしまいます。
そのため、色味や手触りと同じように、磁石で本物か否かを確かめる時にも注意が必要です。

2-4.手で持って金特有の重みがあるか

金は実際に手で持った時、鉄や銅などの他の金属に比べて特有のずっしりとした重みがあります。

金が他の金属よりも重く感じる原因は、比重が大きいためです。比重とは、同じ体積で比較した時の重さの割合で、物質にはそれぞれ特有の比重値を持っています。物質の比重によって金の品質を判別する方法は、古くは紀元前からギリシャやエジプトをはじめとした様々な国で行われてきた歴史のある鑑定法です。

ただし、アクセサリーのように空洞や装飾がある金製品で正確に比重測定するのは難しいという点に注意しましょう。また偽物の素材に金の比重に近いタングステンが使われていた場合、専門の鑑定知識の無い人が比重だけで本物かどうかを見分けることは容易ではありません。

3.金製品の代表的な偽装例

金製品の価値の高さや人気を背景に、粗悪な製品を高品質であると偽り販売することで、大きな利益を上げようとする悪質業者も数は少ないですが、存在しているのが実情です。

ここでは、誤って偽物の金製品を購入してしまわないように、主な偽装品の特徴や手口を紹介します。

3-1.メッキ製品を金製品だと偽装する

銅やニッケル、タングステン、鉄などの金と比べて価値の低い金属に金メッキを施し、「18K」や「24K」などと刻印して販売する業者も存在します。本来、金メッキには「GP」や「18K GP」と刻印しなければなりません。

また、刻印偽装ではありませんが、金メッキ製品を金製品だと思い込んでしまう事例も多いです。購入者が詳しく確認しなかったケースや誤った説明を販売員が行ったことで騙されるケースがあります。特に、ネットオークションやフリマアプリなどの所在が明らかではない販売者から購入する金製品には、注意しましょう。

3-2.低純度の金製品を高純度だと偽装する

10金の製品に「18K」と刻印するなどして、実際の品質よりも高純度の金製品であるかのような刻印をして品質を詐称するケースもあります。金製品であることには間違いないですが、純度を偽り購入者を騙すため、悪質な偽装であることには違いありません。

ただ、このような純度偽装は中古買取業者を騙すために製造して持ち込まれるケースが大半で、新品販売の店舗で流通することは少ないです。

そのため、新品を購入した場合は純度偽装については、あまり心配する必要はないでしょう。

4.不安なら専門の鑑定士に依頼するのがおすすめ

偽物に騙されないために、消費者ができる一番の自己防衛手段は、信用できる店舗で刻印の有る金製品を購入することです。偽物製品の多くは、所在が定かではない販売業者やネットオークション、フリマアプリを中心に出回っています。そのため、偽物に騙されないためには、所在が確かで信頼できる販売業者から購入するようにしましょう。

不安な時は、プロに鑑定を依頼するのが最も確実です。鑑定知識のない人でも刻印や磁性を確認する手軽な方法もありますが、偽物と本物を完全に見分けられるわけではありません。だからこそ、専門の金製品買取業者に持ち込んで、経験豊富な鑑定士スタッフに見てもらうことをおすすめします。

多くの買取業者では、鑑定だけなら手数料は不要です。手持ちの金製品の品質に不安を感じている人は、一度専門の買取業者に持ち込んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

価値の低い偽物を本物の金製品と偽ることで、不正に利益を上げようとする業者は、数は少ないですが確かに存在しています。悪質な業者が購入者を騙す手口は、金メッキ製品を金製品と偽ったり、純度の低い金製品を高純度と詐称したりする方法です。偽装製品を手にしないためには、金製品は必ず信用できる店舗で購入しましょう。

もし、明らかな偽装製品はこの記事で紹介した4つの判別方法である程度判別できます。

ただ、精巧な偽物は専門の鑑定知識がないと見分けることは困難です。手持ちの金製品に不安を感じている場合は、一度査定士に鑑定してもらいましょう。

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