インゴットにかかる贈与税の対策には精錬分割!
2020.11.29金
インゴットにかかる贈与税の対策には精錬分割!
資産を継承するうえで、なるべく多くの資産を次代に残したい。
そのように考える方が大多数ではないでしょうか?
資産を継承するうえで、必要になるのが税金です。
この税金を節税するための方法として、インゴットを活用した方法があります。
それはいったいどのような方法なのか。
早速見ていきましょう。
・インゴットとは
節税について見ていく前に、まずはインゴットについて知っていきましょう。
金インゴットとは、鋳型に金を流し込んで一定の形に固めたものです。
一定量を超える金を扱うときには、この金インゴットとして扱うことが多いのです。
ただ、金インゴットは、一定量を超えるものだけではなく様々なサイズがあります。
たとえば、ペンダントトップとして使われることの多い1グラムから20グラムほどのもの、500グラムや1キログラムの金インゴットもよく扱われます。
大きなものになれば、12.5キログラムの金インゴットというものもあります。
ただ、これは主にロンドンの金市場で扱われるものであるため、日常生活でこのサイズの金インゴットを目にすることはないでしょう。
金インゴットには、刻印がなされています。
重量やブランド名、シリアルナンバーなどが刻印されていて、この刻印がその金インゴットが本物であることを証明するのです。
金は、価値の安定した資産であり、資産保持の形態として金インゴットを選ぶ方は少なくありません。
・インゴットにかかる贈与税
財産保全を目的として活用していた金インゴット。
次代に引き継ぐ場合に、税金はどうなるのでしょうか?
インゴットは資産ですので、引き継ぐにあたってやはり税金がかかってきます。
生前贈与であれば、贈与税。
お亡くなりになった後であれば、相続税。
節税を考えた場合には、生前贈与をすることになりますので、こちらでは贈与税に関してご説明します。
贈与税の計算方法は、まず贈与を受けた財産の時価から、110万円の基礎控除を差し引いた残額を出します。
※基礎控除は、1年間に何回も贈与を受けた場合であっても、1年に1度しか利用することができないため、気を付けておきましょう。
その金額を贈与税の税率表に当てはめることで、贈与税の金額を導き出すことができます。
・インゴットにかかる贈与税の節税をするには
インゴットを生前贈与する場合、上記で述べたような贈与税がかかってくるのです。
ただ、精錬分割という手法を利用することで、この贈与税を節税することができるのです。
贈与税の年間の基礎控除額は、110万円と言うのは、上で述べたとおりです。
この基礎控除額で収まる範囲の贈与を毎年行った場合、贈与税はかからず、節税をすることができるのです。
※計画的な贈与とみなされてしまうと、税金が課せられてしまう場合があります。
贈与税の節税を目的に精錬分割を行う際には、店頭で専門知識を持った方に十分に確認を取りましょう。
それでも不安が残る場合は、専門家にも意見を仰ぐようにすると良いでしょう。
精錬分割をすることで、110万円を超える金額のインゴットを、110万円を下回る小さな複数のインゴットに分割することができます。
この精錬分割したインゴットを贈与することで、贈与税を節税することができるのです。
おわりに
インゴットにかかる贈与税の対策として、精錬分割という手法を活用することをご紹介しました。
資産を継承する際には、やはり少しでも多くの資産を残してあげたいと誰もが考えるものです。
その際に、こちらの記事でご紹介した精錬分割という手法を用いることで、贈与税を節税し、より多くの資産を継承することができるようになります。
精錬分割についてご興味のある方は、まずは金買取店で相談するようにすると良いでしょう。

ゴールドミセス

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