イギリスのシルバー(銀)製品のホールマークについて

2021.05.31宝飾品
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イギリスのシルバー(銀)製品のホールマークについて

イギリスシルバー

銀製品には、ホールマークと呼ばれる刻印がされていることが多くあります。
今回は、イギリスの銀製品についているこのホールマークについてご説明いたします。

・ホールマークとは

イギリスシルバーのホールマーク

貴金属の純度を証明する目的で打刻される刻印。
それが、ホールマークです。
ホールマークにはさまざまな種類があり、どの国でいつ刻印されたのかなどにもよって異なります。
国ごとにさまざまな基準がありますが、特にイギリスの基準は厳しいことで知られています。
それは、その刻印を見るだけで、一体いつどの工房で作られた貴金属なのかを特定することができるほどです。
ホールマークがついたシルバー製品はそれだけ貴重な存在であると言えます。

・イギリスのホールマーク

イギリスシルバーの価値

イギリスで作られた貴金属には、基本的に以下の4つの刻印がなされています。
この刻印によって、その貴金属に関する正確な情報を判断することができるのです。

・アセイマーク

アセイマークは、産地刻印です。
その貴金属の検査をどの都市で行ったのかを表しています。
マークにはいくつか種類があり、
・薔薇、王冠のいずれかが刻印されていれば、シェフィードで検査された貴金属。
・ライオンが刻印されていれば、ロンドンで検査された貴金属。
・錨が刻印されていれば、バーミングガムで検査された貴金属。
であることを示しています。

・スタンダードマーク

スタンダードマークは、純度を表す刻印です。
その銀製品の純度に応じて、異なる刻印がなされます。

刻印の種類は、2種類。
純度92.5%のものには、「歩くライオンの刻印」が、純度95.84%のものには、「女神ブリタニアの刻印」がなされます。

多くの銀製品には、スターリングスタンダードと呼ばれる純度92.5%を示す「歩くライオンの刻印」がなされています。

しかし、18世紀初頭のおおよそ20年の間、銀の純度をスターリングスタンダードの92.5%よりも高くする試みがなされました。
その際に使用された純度95.8%の銀=ブリタニアスタンダードに打刻されていたのが、「女神ブリタニアの刻印」です。
ブリタニアスタンダードの銀製品は実用を考えた上であまりにも柔らかすぎたため、すぐに新規製造を取りやめ、再びスターリングスタンダードに戻りました。

・デートレター

デートレターは、検査が行われた年号を表す刻印です。
検査を受けた年号によって、打刻されている文字と枠の形が異なります。
検査が行われるのは、その製品が製造された年ですので、この刻印はそのまま制作年を表します。

・メーカーズマーク=スポンサーマーク

メーカーズマーク=スポンサーマークは、製作者を表す刻印です。
制作者のイニシャルや制作した工房のマークが刻印されています。

・デューティーマーク

一部の銀製品には、このデューティーマークが刻印されています。
このデューティーマークは、納税の証として打刻されている刻印です。
1784年から1890年の間に製造された銀にのみ打刻されています。
計5種類の刻印があり、それぞれその際の国王の横顔が刻印されています。

・1784年~1785年、ジョージ3世の左向きの横顔
・1786年~1821年、ジョージ3世の右向きの横顔
・1822年~1833年、ジョージ4世の横顔
・1834年~1837年、ウィリアム4世の横顔
・1838年~1890年、ヴィクトリア女王の横顔

おわりに

イギリスの銀製品に刻印されているホールマークについて、ご説明しました。
ホールマークは、イギリスの銀製品にだけ刻印されているものではなく、各国で貴金属に刻印がなされています。
しかし、国ごとにその決まりは異なりますので、それぞれの国のホールマークについて知ってみるのも面白いものでしょう。
ご興味のある方は、ぜひ各国の貴金属のホールマークについて、調べてみても良いのではないでしょうか?

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タグ : シルバー
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